書籍紹介 エネルギージャーナル社

書籍紹介

最新更新日 2010年12月23日

◎鹿児島環境学U

編集 鹿児島大学 鹿児島環境学研究会
南方新社・定価 本体2000円+税

 自然、環境との共生と調和、そして私たち自身の再生のあり様は――。環境省自然環境局長から鹿児島大学の環境担当学長補佐に転じた小野寺浩氏を中心に、鹿児島に根を張る研究者、ジャーナリスト、行政関係者がそれぞれの立場からこのテーマに向き合い、進むべき道を模索する鹿児島環境学シリーズの第二弾。今回は世界自然遺産登録を目指す「奄美」という地域の課題と展望を通して、自らの環境とのつながり、社会と歴史との関わりを問いかける。(週刊「エネルギーと環境」2010.12.23付より)


◎身の回りの有害物質徹底ガイド


パット トーマス著
佐竹 元吉監修
武田ランダムハウスジャパン・定価 本体2400円+税

 食べ物と飲み物、洗面用品、化粧品、家庭用品、家庭用農薬等々、私たちの身の回りは化学物質にあふれている。知らぬ間にアナタや家族の身体が蝕ばまれているかもしれない。疲れがとれない、身体がだるい、やる気がおきないなど原因不明の症状があれば、化学物質を疑ってみるべきだ――。身近な化学物質の問題を、センセーショナルではなく科学的かつ分かりやすく紹介し提起する。まずはそれを知ること、そして選択するのはアナタ自身だと。(週刊「エネルギーと環境」2010.12.23付より)


◎ヤマダ電機で電気自動車を買おう
−仕組みを変えなければ温暖化は止まらない−



田中 優著
武田ランダムハウスジャパン・定価 本体1500円+税

 地球温暖化問題は、今ある世の中の仕組みを変えれば簡単に解決できると、刺激的な文言からはじまる。世界経済、企業の仕組みを平易な言葉と図解で解説し、一部の巨大企業が自然エネルギーや蓄電技術の普及を阻害しているという問題点を指摘。そして環境意識の高い市民が融資するNPO金融機関を設立して、その資金を基に温暖化対策を進める解決策を提言している。地域での脱原発やリサイクル運動などのNGO活動に携わる著者が語る乾坤一擲の書。(週刊「エネルギーと環境」2010.12.23付より)


◎量子ドット太陽電池
−「変換効率50%以上」を目指す、革新的太陽電池技術−



岡田 至崇著
工業調査会・定価 本体1800円+税

 次世代太陽電池として期待されている量子ドット太陽電池。電子の量子力学的な波としての性質を利用して変換効率50%以上という超高効率を実現する技術だ。世界中で活発に行われている同分野の研究に関して、基礎を理解するための量子力学の導入編から、最新の研究技術開発の動向、製造方法の状況、今後の展開と技術的な課題について、分かりやすい図解や写真を用いて体系的に解説する。太陽電池関連産業に携わる人には必携の一冊。(週刊「エネルギーと環境」2010.12.23付より)


◎エネルギーシフト
−太陽光発電で暮らしを変える・社会が変わる−


都筑 建著
旬報社・定価 本体価格1400円+税

 全量買取制度などの政策推進により、太陽光発電の大量導入時代が近づきつつある。一般消費者を対象に、PVへの理解を深め、その価値を最大限活用してもらうことを目的にした本書。筆者は、約2000人のPV設置者等でつくる「太陽光発電所ネットワーク」事務局長の都筑建氏。PVシステムの故障問題や販売ルートの課題など、経験やデータに裏付けられた指摘には迫力がある。これから設置したい人に何に注意して進めれば安心かを解説したアドバイス集も収録。(週刊「エネルギーと環境」2010.12.23付より)


◎読み解き!「改正省エネ法」実践マニュアル

村井 哲之(環境経営戦略総研社長)著
環境新聞社・定価 本体価格1905円+税

 「改正省エネルギー法」が全面施行され、新たに対象になった事業所は改正法下における定期報告、中期計画書等の手続きを今年度から本格化させている。「この1冊で早わかり!届出書類の書き方から管理標準作成まで」をうたい文句にする本書は、同法対応に慣れない企業の担当者など向けのマニュアル本。同法の乗り切り術だけではなく、これを機に企業の競争力強化を図る視点で書かれたのが特徴だ。省エネ法と連動する温暖化対策法の算定・報告にも対応している。(週刊「エネルギーと環境」2010.12.23付より)



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