政府は6月24日の閣議で主要官庁の幹部異動を決定した。経済産業省の幹部異動では飯田祐二事務次官が勇退し、経済産業政策局長の藤木俊光氏(昭和63年入省)が昇格した。次官級ポストの松尾剛彦氏(同)は揺れ動く国際経済情勢もあって、片岡宏一郎官房長(平成4年)とともに留任となった。
藤木経産局長の後釜には畠山陽二郎資源エネルギー庁次長(同)を抜擢、今後の次官含みの人事とも見られている。村瀬佳史資エ庁長官は(平成2年)留任してエネルギー政策を推進する。同次長には龍崎考嗣(同5年)脱炭素成長型経済構造移行推進審議官が就任する。組織衣替えして2年目となるイノベーション・環境局長の菊川人吾氏(同6年)は留任となる。
同日、環境省の幹部異動も発表された。鑓水事務次官が退き後任に上田康治官房長(平成元年、プロパー)が昇格、地球環境審議官の松澤裕氏も勇退し、後釜には土居健太郎氏(同2年)が就任する。上田官房長の後任には秦康之総合環境政策統括官(同2年)が回る。その後釜は環境再生資源循環局長を務めた白石隆夫氏(同2年、財務省出身)が就任する。
このほか、新局長に就任したのは大森恵子氏(同2年)が女性初となる水・大気局長に、福島地方環境事務所長を務めた関谷毅史氏(同3年)が地球環境局長に、角倉一郎氏(同3年)が環境再生・資源循環局長に、堀上勝氏(同元年)が自然環境局長にそれぞれ昇格する。(発令はいずれも7月1日付。次号に詳細を掲載)
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