経済産業省は分散型電源のサイバーセキュリティ対策として、太陽光発電(PV)・蓄電池・燃料電池・風力発電への「JC−STAR★1」認証の取得を必須要件化する。そのため、「電力品質確保に係る系統連系技術要件ガイドライン」の改定案をまとめ、現在パブリックコメント中だ(11月6日まで)。
これが運用されると、2027年4月から分散型電源を系統に接続する契約申し込みの際、対象となる機器が同認証を取得している必要がある。
機器認証取得必須に、運用開始は来年4月
改定案によると、認証の適用範囲はPVや蓄電池の場合、ネットワーク間でデータを中継する機器であるゲートウェイのほか、IP通信機器を有するPCS(パワコン)やEMS(エネルギー管理システム)、BMS(バッテリー管理システム)、遠隔監視装置に加え、制御システムなどと通信接続しているIoT機器も対象となる。
風力発電はゲートウェイのファイアウォールをまず対象にすることとしており、PVに比べて適用対象が狭い範囲に留まっている。風力発電の場合、大半が海外製でIP通信を用いる機器が多く、これら機器全てを同時に対応させようとすると、時間がかかるためという。つまりは、強固なセキュリティの確保よりも、早期のセキュリティ体制整備を優先した形と言えそうだ。(図参照)。
また適用開始時期については、PVと畜電池の特高・高圧が来年4月から、低圧に関しては来年10月からとなっている。風力発電も来年4月から適用開始される。燃料電池は1年遅れで、28年4月に適用開始予定だ。
適用が開始されると、系統接続の契約申し込み時に対象機器がJC−STAR★1認証を受けていなければ申し込みそのものができなくなる。従って、来年4月以降に系統接続契約を予定している案件では、認証を取得した対象機器を選定していく必要がある。
(以下については本誌��2894をご参照ください)
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