経済産業省は9月11日、脱炭素型の産業構造に転換する地域を支援する「GX戦略地域」の第一弾として18地域を選定した。選定地域には北海道、青森県、秋田県、宮城県など北海道・東北地方が数多く選ばれた。
この前段として、同省は今年4月に同地域の有望38地域を選定し、各自治体は事業計画の磨き上げを進めてきた。有識者で構成される委員会による審査を経て、戦略地域の第一弾選定となった。今後、その他の有望地域についても計画の熟度が十分に高まった段階で、順次戦略地域に認定される。
3類型の新たな「産業クラスター」創出推進
GX戦略地域の形成は「GX2040ビジョン」に掲げられた目玉施策の一つ。再生可能エネルギーや原子力発電等の脱炭素電力を100%使う工場やデータセンター(DC)立地に関して、GX経済移行債等による支援と国家戦略特区とも連携した規制緩和・制度改革を実施する。選定された地域は、脱炭素電源の有効活用をテコに国内外企業の投資を呼び込みGXとDX戦略を進める。グローバルな競争力を実現して、地域活性化にとどまらず、日本経済全体の牽引者の役割も期待する。
具体的には産業資源であるコンビナート跡地、空きスペース等や地域に偏在する脱炭素電源を核に、GX型産業集積とワット・ビット連携(電力・通信インフラの一体整備)を促進して、新たな「産業クラスター」を創出する。地域類型としてコンビナート等再生型、DC集積型、脱炭素電源活用型(GX産業団地)を設定(次頁図)。都道府県や市町村のインフラ整備などを支援対象とする。
コンビナート等再生型は従来のコンビナートを活用、新たなGX関連産業の集積を計画する。DC集積型は今後10年程度で、最大受電容量が100万kW級のDC集積地を目指す。GX産業団地は再生エネ・原発などの脱炭素電源を活用した産業団地を整備し、ゼロカーボンに向けた産業立地モデルを創出する。また3類型とは別に、企業を支援対象とした脱炭素電源地域貢献型(GX地域共創補助金)も用意、そうした事業者の設備投資を支援する。
(以下については本誌2888をご参照ください)
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