週刊「エネルギーと環境」 毎週木曜日発行

今週の注目記事


No.2462.2018.1.11




 第1レポート 次の記事

…CO、フロンなど温暖化対策一層強化へ。国連でSDGs国内措置をアピール…


環境・エネ国際会議カレンダー、焦点はパリ協定の行方


 
 2018年に予定される環境関連の国際会議は、20年に発効する気候変動枠組条約パリ協定のの実施指針等を中心に、生物多様性条約やモントリオール議定書、水銀条約の締約国会合など、産業活動への規制強化や官民資金拠出増につながる重要会議が目白押し。エネルギー関連は、国際再生可能エネルギー機関会合や国際エネルギーフォーラム(産消対話)などを開催予定だ。

■パリ協定詳細枠組み決定へ、正念場の1年に
 今年1年の主要な環境・エネルギ一関連の「国際会議カレンダー」を下表に整理した。最大の焦点は、12月3日にポーランド・カトヴィチェで聞かれる国連気候変動枠組条約締約国会議(COP24)で、予定通り実施指針が策定できるか否かだ。COP24では、昨年11月ボンで開かれたCOP23の結果を踏まえ、(1)パリ協定に基づく実施指針の策定、(2)2018年の促進的対話(タラノア対話)、(3)20年までの行動強化(プレ2020対話)、(4)気候資金――などの議論が行われる。COP23では(1)の緩和、市場メカニズム、適応、資金、透明性、グローバル・ストックテイク(温暖化対策への取り組みを5年ごとに評価する仕組み)など、個別指針の絞り込みまでいかなかったことから、4〜5月の特別作業部会でどこまで突っ込んだ議論ができるかが大きなカギを握る。場合によっては夏以降に追加会合の開催も計画されている。






(以下については本誌2462参照ください)



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…大飯1,2号の廃炉判断は経営リスク回避。柏崎刈羽の地元同意は年内結論?…

関電がむつ市の中間貯蔵基地進出検討、広がる原発格差


 年末から2018年の年始にかけ、わが国の中長期的な原子力事業体制に大きな影響を及ぼすいくつかの動きがあった。一つは、関西電力が福井県の3原発サイトに保管中の使用済み核燃料を青森県むつ市の中間貯蔵施設基地に搬入する方針を検討していることが明らかになった。二つは、同社が100万kWを超える大型の大飯原発1,2号を廃炉とする方針を決定した。三つは、福島第一事故を起こした東京電力の柏崎刈羽原発6,7号が安全審査で事実上の「合格」となった。
 いずれもまだ個別的な動きだが、将来の原子力事業の統合・再編という課題の地下水脈ではつながっており、その展開には注意が必要だ。

関電、中間貯蔵基地確保と大型炉廃止を決断
 関電が保有する3原発サイト(美浜、大飯、高浜)から出る使用済み核燃料の貯蔵保管場所を、青森県のむつ市にある中間貯蔵基地に搬入する方針が明らかになったのは先週で、同社関係者も現在検討中とする。同社は昨年12月22日に大飯1,2号(各118万kW、運転開始から40年)の廃炉を発表、経済産業省と原子力規制委員会に廃炉申請した(先週号既報)。その際、福井県の西川一誠知事は3原発サイト内に保管中の使用済み核燃料プールに余裕がなくなっている状況を指摘。18年内に県外へ搬出する候補地を具体化するように要請した。しかし、関西圏の京都府、和歌山県等は次々と受け入れない方針を発表、今回の青森県むつ市への立地検討となった。
 むつ市の中間貯蔵基地は「リサイクル燃料備蓄センター」として、土地を取得した東電と日本原子力発電が共同出資する「リサイクル燃料貯蔵」が運営、2010年に着工され13年8月に約3000t収容の施設が完成している。現在は原子力規制委員会による新規制基準の適合審査中で、今年後半の操業開始を目指していた。当初は東電や東北電力など東日本中心の中間貯蔵基地という役割だったが、関電が進出を決めれば電力業界全体としての基地確保となり、隣接する再処理工場との一体化も一層進むことになる。問題は青森県など地元の意向と搬入ルートの確保が順調に確立できるかどうかだ。青森県は従前から核ごみの最終処分場にはさせない方針を事業者に強く求めており、竣工が延期された再処理工場の順調な稼働と最終処分場の確保見通しが再度議論になりそうだ。


(以下については本誌No.2462をご参照ください)


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